2021年11月インドネシア「トラジャ・ランテカルラ」

生産国:インドネシア共和国(英語表記 : Indonesia)

生産地:スラウェシ島トラジャ

品種:USDA、S795、カツアイ

生産処理方法:フルウォッシュド

フレーバー:ビターチョコ、メイプルシロップ

 

舘田

薫りから連想されるのは焼きたての煉瓦、落ち葉と薪の焚き火、お祭り屋台のカラメル焼、田舎の藁焼き、古民家の土間。英語で「アーシー」と呼ばれる土っぽさが大きな特徴です。テイストは甘栗、わずかにカカオ、蜂蜜、(お菓子の)ぽたぽた焼、甘いザラメの余韻。ビター一本槍というわけでもなく、細くしっかりした酸が筋を通して複雑味を醸し出しています。秋に入って急激に気温も下がり、温かい深煎りが飲みたくなる季節になりました。冷めても美味しいビターをゆっくり満喫してください。

 

重野

紅葉が美しい季節となりましたね。朝夕の寒さが増し秋の空気を感じてなのか、飲んだ最初の印象は木の実でした。こっくりと、それに穏やかな酸味も感じ、休日のゆっくりブランチでハード系のパンやマロンペーストと一緒に味わったら幸せそうだなと想像してしまいます。私の表現が少し変わっているかもしれませんが、焙煎2日目の風味は醤油煎餅、チョコシリアル。秋の夜長、珈琲にお酒を淹れてホットカクテルとかも美味しそうです。